続・『PRINCE OF ROSES－王冠に導かれし男－』の予習
もう一回くらい『PRINCE OF ROSES－王冠に導かれし男－』の予習を。バウ公演では扱いが違うと思いますが、史実ネタバレになるので知りたく無い方はお気をつけください。
薔薇戦争は本当にややこしい。そこがまた面白いところでもあるのですが、赤白入れ替わり立ち替わりでややこしい。エドワード４世（羽立光来さん）から最後のボズワースの戦い（優波慧さんvs聖乃あすかさん）まではヨーク家の赤薔薇ですけれど。最後はランカスター家の白が勝ち、ランカスター家の血を引く最後の男子であるヘンリー7世（聖乃くん）がヨーク家のエリザベス（羽立さんの娘＝優波くんの姪）を娶り、赤白組み合わせたテューダー・ローズを作ります。めでたしめでたし。
そんな史実でいくと、なんだか高翔みず希組長さんが聖乃くんの相手役かと思えてきたくらいです（笑）。
聖乃くん（ヘンリー７世＝リッチモンド伯）が生まれる前にパパは獄死してるので、パパの弟である高翔組長（ジャスパー・テューダー）が後見人なのです。聖乃くんが４～５歳でヨーク家の捕虜になるまでと、12歳頃に解放されてから（ランカスター家がちょっと間王権をとる）14歳頃おフランスへ亡命する時（ヨーク家が復権したから）もご一緒ですし、希波らいとくん（バッキンガム公）と組むために（希波くんが優波くん＝リチャード3世を裏切ったので）帰国しようとするときも、ボズワースの戦いからその後の生涯もずっと一緒。
別働隊として、その間ママである春妃うららさん（マーガレット・ボーフォート）も息子のために大忙し。
どこに可愛いヒロインを挟んでくるの？竹田先生！やっぱり時の精？（凛乃しづかさん・三空凜花さん・愛蘭みこさん）時の精が活躍しそうですか？それともママ（春妃さん）が前面にでてくるんですか？
ちなみにママ（春妃さん）は4度結婚してます。死別です。これが今回のバウ公演のややこしさに拍車をかけてますね～。
１度目の結婚が7歳（可哀想･･･）で後見人の息子さんと。
2度目（12歳頃）が聖乃くんのパパになる人でエドマンド・テューダー。この人はヘンリー６世（万里柚美さん＝マーガレット・オブ・アンジューの夫）の異父弟であり高翔組長（ジャスパー・テューダー）の実兄です。聖乃くん（ヘンリー7世）を13歳の時に産んでますのでめちゃくちゃ年が近いママですね。
3度目（16歳頃）が初代バッキンガム公の息子であり希波らいとくん（バッキンガム公ヘンリー・スタッフォード）の叔父にあたるヘンリー・スタッフォード（同姓同名）。春妃さんと希波くんはいとこ同士であり叔母と甥の関係です。
4度目（30～40歳頃）が一之瀬航季くん（トマス・スタンリー）とです。聖乃くんと一之瀬くんは20歳くらいの年の差です。
一之瀬くん以外は明確にランカスターの赤薔薇。一之瀬くんは初婚が美羽愛ちゃん（アン・ネヴィル）のパパ（キング・メーカー、リチャード・ネヴィル）の妹なので（死別）、赤白いったりきたりの日和見くんです。でもボズワースの戦いでは決定的なタイミングで優波慧くん（リチャード３世＝グロスター公）から寝返って聖乃くんにつきますのでものすっごいキーマンです。
希波くんのバッキンガム公も重役のはず。羽立さん（エドワード4世）の嫁・華雅りりかさん（エリザベス・ウッドヴィル）の妹と嫌々結婚（これがなんと後に高翔組長の嫁になる！）させられ、優波くん（リチャード３世＝グロスター公）の側近中の側近でありながらリチャード３世戴冠後半年もしないうちに手のひら返して聖乃くん（ヘンリー７世＝リッチモンド伯）を担ぎ上げるという。（失敗して処刑されるけど･･･）
登場人物から行くと、メインはランカスターの時代っぽいので･･･やっぱり時の精が活躍するのでしょうか。14歳頃からイングランドでなくおフランスで亡命生活になりますし、見せ場がボズワースの戦いだったら28歳ですよ、聖乃くん。（29歳で戴冠しますから）どこ？どこにヒロインきますか？私、美羽愛ちゃん（アン・ネヴィル）楽しみにしてるんですけれど･･･。
おまけの配役説明（史実では）
ウイリアム・ヘイスティング卿（冴月瑠那さん）はエドワード4世（羽立さん）の放蕩仲間。処刑。
ケイツビー（峰果とわさん）は一応冴月さんの従者（家臣？）。
クラレンス公ジョージ（愛乃一真くん）は羽立さんの弟であり優波くんの兄。イザベル（星空美咲さん＝アン・ネヴィルの姉）の夫。獄死（処刑？）。
セシリー・ネヴィル（真鳳つぐみさん）は羽立さんと愛乃くんと優波くんの母親。
ウィリアム・スタンリー卿（芹尚英くん）は一之瀬くんの兄。
リチャード・グレイ（翼杏寿くん）とトマス・グレイ（海叶あさひくん）は華雅りりかさんの連れ子（前夫との子供）。獄死（処刑？）。
アン・ネヴィル（美羽愛ちゃん）はリチャード３世（ヨーク家、グロスター公＝優波くん）とは2度目の結婚です。最初はヘンリー6世（ランカスター家）とマーガレット（万里柚美さん）の息子エドワード（処刑）と結婚していました。
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