宝塚ブログ・お茶の間タカラヅカ

ときめきがいっぱいの宝塚は人生の潤いです

頼もしい仲間達@花組『NICE WORK IF YOU CAN GET IT』

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明日はいよいよ配信日です。

毎度のことですが、全体を観たいのでオペラグラスを使わずに観劇しました。コメディなので表情が大きく観やすかったです(特に昼食会)。感情の機微で変化する細かい表情などは、明日の配信で拝見できるので楽しみでなりません。それでは前回に続いてサクッと感想を。

 

自称世界一のモダンダンサーで長風呂女王様、アイリーン・エヴァグリーンの永久輝せあさん

組替えが本当に良かったのではないでしょうか。今回のようなお役を、振り切った演技で、どこから見ても魅力的な女性になりきっていらっしゃる。私はとても楽しませていただきました。でも“男役・永久輝せあ”さんを大好きな思春期な乙女には衝撃が大きいかもしれません。それだけ素晴らしいアイリーンでした。声も歌声も無理した感じが無く、お綺麗ですしスタイルも細くて男役さんというのを忘れそうになります。このお役、可憐な娘役さん達にはやはり無理な所がありそうなので(動作といい・・・後に響きそうですから)、原田先生の配役は素晴らしかったと思います。

育ちの良さのせいかちょっとおつむのネジが緩んだ感じも、クッキー(瀬戸さん)の事をビスケット呼ばわりするところも、女王様のように見えても実はとてもいじらしい女性な所も、本当に可愛らしく魅力的にみせてくださいました。

オチにつながる重要な“だ・け・ど”。これが無ければ倫理に反する危ないところでした~。あぶないあぶない。そして舞台装置になったアイリーンは(階段から降りてくるところ)思ってもみなかった演出でおもしろかったです。

 

愛すべき○○、デューク・マホーニーの飛龍つかさくん

前回の牛五郎といい、こういった愛されキャラがお上手です。言動が小さな子供のようで可愛らしい。デューク・アホーニー・・・もとい、デューク・マホーニーという名前から始まるジェニー(音くり寿さん)との恋愛劇も、体格の差があまりにもありすぎて可愛すぎる。ジェニーが元気いっぱいの猫ならデュークはのんびりな大型犬(実際に名前は犬から)。ちょっとディズニー感のするカップルです。

飛龍くんと言えばお歌。『マスカレード・ホテル』からさらに成長した心のこもった素晴らしい美声でした。

 

将来のイギリス女王を目指すタフなショーガール、ジェニー・マルドゥーンの音くり寿さん

歌もダンスも任せて!というくり寿ちゃん。幕開きから大活躍です。上昇志向で計算高いかと思いきや一途な可愛い女性を、くり寿ちゃんは愛嬌たっぷりに演じられ、本当に欠かせない娘役さんになりました。

短かったですがビリー(華優希さん)との場面ではいい女感もあり、その後に続くデュークとの場面では「やっぱり嘘かーっ!」からの可愛らしい少女のようなジェニーで、素敵な女性をみせてくださいました。

 

娘にベタ甘、マルチな役職、マックス・エヴァグリーンの和海しょうさん

上院議員で牧師で裁判官でアイリーン(永久輝さん)のパパ。お歌の無い役だったのはもったいなくも残念でしたが、相変わらずの艶のある美声。ガッツリお芝居でみせてくださいました。そして実は・・・な展開です。結構なコメディ担当でした。それでもやっぱり格好いい。

 

他にも汝鳥伶さんや五峰亜季さん、鞠花ゆめさんの大活躍やオチに繋がる感想もあるのですが、配信もある事ですしサクッと感想はこのあたりにしておきます。

笑いだけでなく、しっかりとした物語があって、本当に楽しい舞台でした!無事にブルーレイが出るのを楽しみに待ちたいと思います。


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